いつもの食生活を総チェック! イマドキの子供栄養事情

幼児期は発育が活発のため多くの栄養素が必要とされます。

ビタミンやミネラルは不足しがちで摂りにくいと思われますが、バランスの取れた食事をすることで十分摂取することができます。 3食きちんと食事を摂り、偏りのない食品を食べさせることが大切です。

肉等の動物性タンパク質も、育ちざかりの子供にとって大変必要な栄養素ですが、動物性のタンパク質は摂取しすぎると、コレステロールとして体内に蓄積されてしまうのです。植物性タンパク質はコレステロールを下げてくれます。
できれば、動物性と植物性の両方を同量の割合で摂取する事が望ましいでしょう。


脂質の摂り方も大切です。
乳製品や肉に豊富な飽和脂肪酸はコレステロールを増加させます。
お菓子やアイスに使われるココナッツ油にも飽和脂肪酸が含まれます。逆に魚や植物油に豊富な不飽和脂肪酸はコレステロールを低下させると言われています。子供が好む肉や乳製品ばかりに偏らないことが大切です。

また、日本人は子供だけではなく、大人も鉄分が不足しています。
豆乳100gはほうれん草100g(1/2束)よりも鉄分が豊富です。 野菜嫌いの子供でもコップ1杯の豆乳で約1/5摂取できます。

生活習慣病にならないための食生活を
野菜不足、脂質の摂りすぎなどの栄養バランスの偏りは肥満の原因となります。
幼児期に嗜好や食生活は形成されるので、この時期での偏食は長い時間を経て生活習慣病となります。
いつまでも健康でいられるように親自身が食生活を正し、食の楽しさ、大切さを教えてあげてください。

マルサンアイ
管理栄養士:野崎愛子
深津博美

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